禁酒、原発、軍隊、憲法、EU、移民、離婚、同性婚…。中世以降、世界では様々なテーマで2500件を超す国民投票が行われていますが、日本では建国以来皆無。人々の関心も薄い。そんな中で、9条改憲の是非を問う国民投票が1年以内に実施される可能性が高まっています。
歴史的に、2500件超の国民投票の中には、水準の高い民主的な国民投票もあれば、独裁的で低劣な国民投票もありました。それは選挙という制度でも同じこと。今、私たち日本国民にとって大事なことは、来るべき日本初の国民投票を高水準のものにすべく、諸外国の制度と事例を知り理解を深めることです。護憲のためあるいは改憲のための学習ではなく、良質で水準の高い国民投票を実現させるために。
講師は『国民投票の総て』の編著者で、国内外の住民投票、国民投票の現場取材を重ねているジャーナリストの今井一です。