新潟県巻町で、東北電力の「原発設置」を認めるか否かの住民投票が実施されたのは1996年の8月4日。これが[条例制定に基づく]日本初の住民投票でした。巻町のあとに沖縄の県民投票、名護の市民投票、御嵩町、徳島市…と各地でさまざまな住民投票が実施され、その数は巻以降の18年で410件を超しました。
一方、神戸市(市営空港)や大阪市、東京都(原発稼働)など、主権者である市民が住民投票条例の制定を求めた直接請求の議会否決も500件を超しています。どれだけ署名を集めても(リコールと異なり)議会に実施を拒む権限があるという地方自治法の制度的欠陥がこうした道理のない「否決」をもたらしています。
私たちの会は、そうした住民投票や国民投票に関する情報を収集し発信するとともに「市民主導による国民投票・住民投票の制度設計、民主的活用を促す」ことを目的とした市民グループです。改憲あるいは護憲のための運動体ではありませんし、「空港建設」や「市町村合併」など、自治体において争点となっている案件について、会として特定の政策に賛否を表明するようなこともしません。
ただし、当然のことながら、会員が個人としてどういった主張をするかは自由であり、会が個々人の言動を制限したり、干渉するようなことは一切しません。
これから、このブログ(ホームページ)を使って、さまざまな情報や主張を発信し、住民投票・国民投票の魅力・意味をできるだけ楽しくわかりやすくお伝えします。ぜひアクセスしてみて下さい。そして、いつかあなたも私たちの仲間(会員)になってください。