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016月/22
談論風発Ⅱ

[談論風発Ⅱ]を開催しました

「無料公開」
4.29に開催した[談論風発Ⅱ──侵略に抗うためなら「戦う」?「戦わない」?]
一人でも多くの方に御視聴いただきたいので(登壇者全員の意思を受け)本日より無料公開します。ぜひアクセス、拡散してください。

[国民投票/住民投票]情報室のウェブサイト http://ref-info.com/2022-0529df/ に、この「談論風発Ⅱ」の開催趣旨などを掲載していますので、視聴される前に上記のサイトにアクセスして御一読ください。

動画は3つに分けてアップしています。
進行を担う今井一が5人の論者を紹介したあと、「ウクライナ同様、日本だって自衛のために抗戦するのは当然だという人が多い中、非戦、不服従という”特異な”考えを持っている想田さんからまず発言を」と振りました。その「振り」を受けて想田さんがマイクをとり、2時間半の談論が始まります。動画はその想田さんの発言から撮影されています。
想田、菅野、伊勢﨑、金塚、元山と5人の論者がそれぞれ自身の考えを1回ずつ話した後、半時間ほど自由に語り合いました。
その後、進行補佐役の楊井人文弁護士([談論風発 Ⅰ ]の論者の1人)が、論者の発言について質問したり確認したりしています。開始から約70分で休憩に入りました。
休憩明けは、会場に来られている聴衆のみなさんから意見や質問を出してもらいました。最初にマイクを握ったのは、専修大学の岡田憲治教授([談論風発 Ⅰ ]の論者の1人)で、そのあと7人ほどが意見、質問を発して論者が応じました。

参考資料を一つ。自衛戦争と(戦力としての)自衛隊に関する調査。[国民投票/住民投票]情報室のウェブサイトに掲示しているものです⇩

談論風発Ⅱ

103月/22
「談論風発」3.21

[ロシア×ウクライナ]から考える「主権」「抗戦」「民主主義」

[ロシア×ウクライナ]から考える「主権」「抗戦」「民主主義」

3月21日に行われた「談論風発」をYouTubeにアップしました。https://youtu.be/_ZJrGMbBUc8

お仲間、お友達にご紹介ください。
「談論風発」2022.3.21

フライヤーのPDFはこちら 「談論風発」2022.3.21

企画・提案者(今井一)からみなさまへのメッセージ
連日の[ロシア×ウクライナ]報道を見聞きしながら、色々なことを考えています。と同時に、〇〇さんはこのことをどう考えているのだろうと、友人たちの顔を思い浮かべています。 実は、先週、若き日に暮らした古巣・ポーランドへ飛びかけたのですが、既に世界中のジャーナリストがワルシャワや国境付近に集結しており、ロートルは日本にとどまり、意味のあることをやろうと考えました。
それは、日本の人々が為すべき議論をするように促すことです。 ロシア侵攻後、世界各国の政府および市民の反応をメディアは報じ、多くの日本国民は積極的にその情報を得て、SNSなどで自身の思いや考えを表明しています。最も多いのは「戦争反対」という投稿です。人々は著名なアーティストや作家、政治家に同調するように、あるいは自ら進んで「戦争反対」という叫びを発信しています。もちろん、そうした思いはよく理解できますが、そんな雑な反応、意思表明でいいのか…とも考えています。
侵略(戦争)は絶対に悪。だが、防衛(戦争)は正当。前述の人々が発する「戦争反対」という叫びは後者の防衛戦争も含めているのか? だとすれば、ウクライナ国家・市民は抗戦せずプーチン・ロシアに降伏せよということになる。 過去に遡れば、ベトナムは抗戦せずさっさと米国に降伏すべきだった。同じく、中国は抗日のための国共合作なんてやらずに日本の属国になるほうが賢明だった、ということです。 夥しい犠牲者を出さずに済むから、抗戦しないほうがいいと考える人もいるし、侵略者に屈服するなどあり得ないという考えも。 実際、数日前に橋下徹氏やテレビ朝日の玉川氏らがテレビやネットでそうした「降伏を勧める」発言をしてから、一部の人たちの間で議論が起きています。 「交戦は一切しない」? あるいは「侵略に抗うためなら戦争する」?

そうした事柄を含め、浮かび上がった幾つかの問題について、意見交換をしたいと思っています。例えば、前述の「戦争するのかしないのか」の他に、

参戦しないし「飛行禁止区域」の設定も行わないNATOや欧米の姿勢は冷静だと評価する人が多いが、結局、ウクライナを見殺しにして、自分たちに危害が及ばないようにしているだけという意見もある。

エリツィン以降、ずっとプーチンによる政権支配を認めてきた主権者たるロシア国民の責任は問わない? キエフの自宅から発信しているウクライナ人が昨日「ロシアの友人らは自分に『頑張れ』」と励ますが、お前たちは何で頑張らないんだ、何でプーチン批判の声をあげないんだと言い返したい」と語っていました。

今回のことで、習近平が台湾に侵攻する可能性が以前より高まったという見方があります。彼の射程には当然尖閣も入っています。そうした中国の動きを見据えて、日本の防衛や法整備(憲法を含め)をどういうふうに進めるべきなのか。 そんなことについて、Zoomでのリモート会合という形で話し合いたいと思っています。論争の場ではなく談論の場です。そして、その談論を公開して多くの市民に無料で視聴してもらい、各人が自分の友人や仲間と語り合うことを促したいと思っています。

突然の提案、お願いにもかかわらず、すぐさま「参加する」と快諾してくださった、伊勢崎賢治さん、井上達夫さん、岡田憲治さん、菅野志桜里さん、堀茂樹さん、楊井人文さんに敬意をこめて感謝申し上げます。