市民グループ[国民投票のルール改善を考え求める会]の要請に応える形で、衆参の国会議員が与野党の枠を越えて、国民投票時のテレビCMなどに関するルール改善を図るべく議員連盟を今月29日に発足させます。そして、それを報道人や市民に向けて発表・説明する場を以下の通り設けます。みなさま、ぜひお越しください。
日時:8月29日(水)16時~17時
会場:参議院議員会館 B104会議室
船田元、桜井充、山尾志桜里、杉尾秀哉、真山勇一議員らが出席します。
発足の経緯や理由、目的、あるいは民間放送連盟への「懇談会」の申し入れなど今後の活動について、各議員から説明がなされます。
取材及び傍聴希望者はお名前と電話番号を記し、Eメールで rule.of.ref@gmail.com宛てに8月27日までに申し込んで下さい。定数は45人。参加費・資料代として500円を徴収します。
★これまで積み重ねてきた議論から導き出した私たちの基本的な合意を紹介します⇩⇩⇩
・国民投票時にテレビ、ラジオが流す賛否両派のCMに類するものをどう扱うのか。私たちの会のメンバーの中には「(投票日の2週間前から投票日までは禁止とする現行法を改正して)CMは改正案の国会発議以降全面禁止とすべし」という意見もあれば、「(現行法の当該規定はそのままで、投票日2週間前までは)完全に自由とすべし」という意見もあります。議論や意見交換を重ねる中、私たちは、自身の意見は保持しつつ、互いの意見の異なりを超えて必要かつ実現可能なルール改善を図ることで基本的に合意しました。それは、賛否両派のどちらかが一方的に有利あるいは不利にならないルール設定にすること。感性、イメージに左右されるのではなく、主権者の理性的認識を促すルール設定にすることです。
そこで、国民投票時にテレビ、ラジオが流す賛否両派のCMに類するものに関しては以下のような改善を求めることで合意しました。
・イギリスの実施事例に倣い、賛否両派が制作したCMを「同一時間帯に同一時間」流すルールにすべきだと考えます。このルールは与野党相当数の議員が賛同できるはずですが、現行法の改正という形をとるとなるとなかなか難しい。なので、民間放送連盟に属する民放各局やNHKが、自主的に「同一時間帯に同一時間」というルールを採用することを要望し実現させたい。そのために国会内で超党派の議連を立ち上げてもらい、その議連が民間放送連盟やNHKとの「懇談・意見交換」を重ねながら、前述のようなルール設定を自主的に採用するよう民放連やNHKに働きかけてもらうことにしました。
・8月29日の国会議員有志による議連発足は、そうした私たち市民の要請に応えるもので、今後、議連の内規や運営をどうするかについては、当然のことですが船田さんや櫻井さん、山尾さん、杉尾さん、真山さんら国会議員のみなさんが御自分らで決められること。私たちが口出しをするのは筋違いです。ただし、議連発足後も緊密な連絡をとり、手を携えてルール改善を実現させたいと考えています。広範な主権者・国民がこの問題への関心を強め、私たちの会や発足する議連とスクラムを組んで民放やNHKへの働きかけを強めることを期待します。憲法改正の国会発議⇒国民投票の実施までに残された時間はあまりありません。