橋下・維新+公明党が進める「大阪都構想・住民投票」をどう考えるべきなのか?
長らく、都構想及びその是非を問う住民投票に関する各党の姿勢の違いから、市議会は度々紛糾し、2014年の春には橋下市長の辞任⇒市長選挙も行われました。
それでも、事態を打開できない橋下・維新でしたが、ここにきて、公明党が住民投票の実施については賛成に回るという「急転換」が起こり、来春5月の実施はほぼ決まりとなりました。
このことをめぐって、反橋下の人々の意見・論調は「全否定」が目立ちますが、私たちは、住民投票という制度を活用すること自体は決して悪くはないと考えています。ただし、批判すべき点がないかと言うとそうではなく、今回の進め方・実施には幾つかの問題点があり、このまま住民投票に突入すると、主権者・市民が深い理解をした上での理性的な一票を投ずることは難しく、感性的、情緒的な悪しき住民投票になってしまう可能性が高いと危惧しています。
そのことを、報道に携わる人をはじめ、多くの〈発信者〉にわかっていただくためのセミナーを下記の通り開催します。
「大阪都構想」とは異なり条例制定に基づく住民投票ではありますが、これまで実施された410件ほどの住民投票の中でも、案件に対する投票権者の理解を促すという点では秀逸だった幾つかの自治体(巻町、御嵩町、米原町=いずれも実施時の名称)の実施事例について、具体的に解説しながら、都構想の住民投票がいかにあるべきかを提示します。
維新・公明の支持者、非橋下……そういった立ち位置は一切問いません。誰もが自由に参加していただけますので、ぜひお越し下さい。(メールで事前の申し込みが必要です⇒ref@clock.ocn.ne.jp)
1月20日(火)18時半~21時 天王寺区民センター
受講料は資料代込みで1200円で、定員は25人。
定員になり次第締め切りとします。
主催は[国民投票/住民投票]情報室です。